2018年7月24日火曜日

GOOGL Alphabetの2Q、EU制裁金とGoogle Cloud Offering

売上の伸びと営業利益

Alphabet = Googleの2Qの決算発表です。

https://abc.xyz/investor/

4半期ごとに売上は伸びています。営業利益は、EU制裁金50億ドルが影響して、減益となっています。Googleの本業である広告事業は問題なしというところでしょうか。

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本当の価値はGoogle Cloud Offering

Googleの未来の価値は、Google Cloudサービスにあります。この売上は「Google Other revenues」の数字に含まれています。
Google Other revenuesは次のように説明されています。

Other Revenues
Google other revenues and Other Bets revenues consist primarily of revenues from: 

 - Apps, in-app purchases, and digital content in the Google
 - Play store;
 - Google Cloud offerings;
 - Hardware;
 - and Other miscellaneous products and services.

Google Play Storeや、ChromebookなどのHardwareも含まれていますが、注目したいのはGCPなどクラウドサービスを統括している「Google Cloud offerings」です。

GCPだけではなく、画像認識ができるVision API、翻訳できるTranslate APIがあります。最近では、Maps APIがGoogle Maps Platformにサービス変更され、従量課金制になりました。これは、3Qの売上にのってくるはず。

Google Maps Platform の提供を開始 : Google マップのビジネス利用がさらに進化
https://developers-jp.googleblog.com/2018/05/google-maps-platform-google.html

特にPlaces APIの単価が高い。私は、本業でサービス開発をしていますが、これがなかなかの費用が発生して悲鳴をあげています。

四半期ごとの伸びは問題なし。売上全体に対する比率も上がってきています。amazonとは違い、データに関するAPIサービスは、Googleらしい強みとなると思います。

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